逃避行

映画・小説・舞台・音楽

『うやむや』に悲しさを感じるのはなんでなんだろう。(歌詞解釈)

 

うやむやを聴くたびに少し悲しさを感じるのはなんでなんだろう

ってずっと思ってて、メロディーのせいなのか、歌詞のせいなのか。はたまた、聴いている時の私の勝手な感情なのか。

 

歌詞を少しずつ考えてみると、私の解釈が歪んでいるようにも感じるけれど、それでもその聴き方しかできなくなった。

 

そんな私なりの妄想的歌詞解釈がある。

 


www.youtube.com

 

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「うやむや」は画面の中の世界。

もっと言えばSNSの世界に通じていて、 主人公はその世界にのめり込んでいる。そしてそこには数え切れないほどの”何者か”が存在していた。

”何者か”は現実世界に存在はするけれど、SNS(画面)世界の中でしか知らない存在。彼らは主人公に遠くも近い存在であり、彼らの行動は”ある一人”に向けて集中しているのである。

 

 

それは”ある一人”の疑惑で始まったのだ。

  

”あの人”は暗闇を照らす太陽的存在。

心の拠り所。信じている人。

 

でも気になる。

 

主人公は、SNS世界で”ある一人”に関する”何者か”達の言葉を覗くことにした。

 

その世界では一つのことに対していろんな人が一斉に様々なことを言い、またそれに対していろんな人が反応している。

 

(歌割りが複雑で、だからこそいろんな人がいろんなことを言ってる感じがする。)

(一節ごとに別の人間が現れてくる感覚。

 

 

フッ、くだらない。

 

それでも覗き続ける。

言葉はたくさん頭に浮かんできて、それでもきっと説明したところで言いたいことは伝わらない。うやむやになって、おしまい。

 

 

nigenakya. 

 

 

でもやっぱり主人公はSNSの世界を覗き続けてしまう。

 

 

 

覗けば覗くほど、広がっていく疑惑。

 

”何者か”達による様々な言葉を見るたび、言いたいことがとめどなく心の中で流れていく。

主人公と同じ思いを抱えた言葉達はSNS画面の中でも羅列され、SNS世界にいる”何者か”の中にも同様の人がいるようだった。

だがいちゃもんつける”何者か”もいて、主人公の怒りは言葉にならない。

 

 

そんな時。

”あの人”は再び画面の世界に戻ってきた。

 

 

嬉しかった。

 

 

それだけで十分。

 

 

kinishinai.

 

 

それでも広い広い画面の中の世界で、”あの人”のカムバックは注目の的。そこでの言論はどんどん過熱していく。主人公は覗き続けることをやめられない。

 

 

そんな世界の中で、渦中の”あの人”はどんな真っ暗闇にいても自ら輝き続けていた。もはや何もかもを輝きの餌にしているようにも見える。やっぱり”あの人”は最高だ。 

 

 

だから、主人公は創り続ける。

 

”あの人”から インスピレーションを受けて。

 

”あの人”に憧れて。

 

名作なんて言われなくても、いい。

 

 

”あの人”が最高だと

 

SNS世界の外で

 

叫べばいい。

 

 

うやむやにして。

 

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なんで悲しさを感じたのかは掴めない。

”あの人”がどんな人なのかわからない。

妄想した自分でもよくわかってない。

その複雑さと曖昧さがこの曲のいいところなんだろうなって思う。

 

ゆずりんごの蜜

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ダイスケリチャード on Twitter: "SixTONES「うやむや」のMV描かせていただいております  ずっと応援していた方々とこうして関われること、本当にこれ以上ない幸せです イラストレーター頑張ってきて良かった~~~~  https://t.co/mhCDQfRScD… "

(ダイスケリチャードさんのTwitterより)

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P.S.

”飛花落葉”(ひからくよう)が”干からびよ”にしか聴こえない現象ある人いませんか?

 

中学生の時に『かがみの孤城』に出会っていれば。(一部ネタバレを含む)

最近、かがみの孤城の文庫本が発売された。

 

積読本がたくさんまだある中でやっぱり早く読みたい、と他の順番待ちしている本をすっ飛ばしてこれを読むことにし、つい先日読了。これから感想を述べてみたいと思う。

前置きをしておくと、語彙力と書評力は虚しくも低く、ただつらつらと思ったことを話すスタイルで書いていくので、了承しておいてほしい。こんな読み方があるんだな〜ぐらい軽く読んでもらえるといいな。

 

非常にエンターテインメント性の高いファンタジー要素満載な作品。

読書に不慣れな人でもものすごく読みやすくなっているので、もし学校で半ば強制的な”読書タイム”のある学生がいるのなら、是非この本を手に取ってほしい。

 

ただエンターテインメント性があるだけではなく、中学生の時に出会えていたらと思うくらい(無論この作品が発表されたのは既に自身が高校を卒業した後なのだが)、心理描写が中学生の時の私のようだった。多分同じ人も少なくないと思っているので、学生で読みたい本がわからない人がいるなら勧めたい作品。もちろん、大人が読んでも楽しめる作品でもある。

 

(注意:以下、ネタバレを含む)

 

 

 

 

 

 

 

 一番好きなシーン

やっぱり一番好きなシーンはリオンが最後”オオカミさま”をお姉ちゃんと呼んで会話する場面。亡くなってしまったお姉ちゃんは最後の一年、城の中で中学生のリオンと過ごす時間があって、亡くなる直前にリオンに対して発した遺言のような言葉、”怖がらせちゃって、ごめんね。だけど、楽しかった”(下P.248)が中学生のリオンに対しての言葉だったことがわかる時、優しさに胸がフワッとなったと同時にギュッと切なくなった。本当のさようならなのだと突きつけられる感じ。

もう会えないと思っていた大事な姉が目の前にいるけど別れなければならない悲しさ。でもちゃんと城で楽しめていた、リオンと時間を過ごせていたという微笑ましさ。過去と現在が同じ場所にあることがこんなにも人を感傷的にさせるとは。驚きとともに、一番温かくも切ないシーンだと感じた。

 

好きなセリフ

「…ーこれまで充分闘ってきたように見えるし、今も、がんばって闘ってるように見えるよ」(上P.295)

喜多嶋先生がこころに言った言葉。一番印象に残っていて、一番響いた言葉。自分がしていることは正しいと自分の中で思っていても、周りからしたらわかってもらえないだろうなと自分で感じてしまう環境・状況であって、段々と自分のしていることに対して大丈夫なのか不安になったりする。そこでこのこころの核心をつく言葉はそりゃもう、響くよね。自分の感情・行為を認めてもらえた、わかってもらえたって感じられることに安心できるし、どれだけ「どうせ大人だし仕事だし…」と思っていても、ちゃんと寄り添って考えてくれていると感じることが本当にどれだけ大切なことか、改めて思い出した。一人だけでいい、中学時代の私の周りにこんな大人がいてほしかった。

 

こころに関する好きな描写

読んでいくうち、こころと私にいくつかの共通点を発見した。(特に前半)

 

主婦の人が街角でインタビューされていて「子供が学校に行ってる間に」と何気にひと言告げるだけで、学校に行けていない自分はダメなやつだと非難されている気持ちになる(上P.28)

 ↑:少し後ろめたく思っていることがあると、そのことだけが脳内を支配していて、関係する事柄にものすごく敏感になってしまうことに覚えがある。あくまで私の読み取り方でしかないんだけど、こころはずっとモヤモヤしていたのではないかなと思う。あー、なんで私はこうなんだろう。どうして。って。

 

だけど、言えない。(上P.148)

↑:アキとフウカが盛り上がっていて、こころがそこに入っていけない、そこにあるお菓子が欲しいと言えないという場面。その気持ちがすごくわかる。多分二人とも、こころが輪に入ってきても、もちろん!っていうだろうし、二人がこころに気づいたら、おいでよ!っていうと思う。第三者からみればわかることでも、当人からしてみれば判断がつかなくなる。怖さや恐れが大きすぎて。自分が仲間はずれのような存在だと思ってしまう、本当にそうだったら怖いから、逃げる。

 

…誰かが新しいことを始めようとしている、と思うと、どうしようもなく焦りが胸を押す。(下P.133)

これから自分がどうなるか、いつまでこのままかわからないのに、前に進んでいる人を見ると、ただそれだけで無性に胸が苦しくなる。(下P.139)

 

↑:これは私に覚えのある感情なので、印象深い心情。 特に高校時代に思っていた。周りには似た感じの人というか似たような考え方の人が多く、自分は周りと溶け込めていて、周りも同じだと思い込んでいた。だけど、自分の知らないうちに新しいこと始めたり、先に進んだことをしている人をみては、落ち込んだり焦ったりしていた。自分は足踏みしているだけなんじゃないか、現状維持なんじゃないかって。こころと状況が違うとはいえ、この感情は大学生の今でも時たま感じる。

 

朝ごはんに毎日食べているヨーグルトの賞味期限でさえ、もう、この期限の頃には何かを決めていなければならないのだ、… (下P.155)

↑:心情というよりかはこういうこと私もあるなと感じた一文。例えば、プレゼンがある日が近づいてくると、ある日付を見て、「あの日付の日にはもうプレゼン終わって結果が出てるんだ」とか前日に時間見て「明日のこの時間にはもう始まってるんだ」とか思ったりする。この文でこころに親近感が勝手に湧いてきた。ちょっと意味合いが違うかもしれないけど。

 

仕事だから。(上P.374)

↑:伊田先生に対するこころの感情で、こころを最初から呼び捨てで呼んでいたことに対して嬉しかったけれど、それは多分嬉しくさせたいからそうしたんだと思ってしまうと心の中で吐露しているところ。その後に伊田先生に対する不信感を募らせている、この場面。心理的ブレーキをかけているように私には感じた。素直に嬉しく思えられればいいけれど、単純に嬉しくいられない自分に保守的な感じ。似てるって思った。

こころは伊田先生が真田サイドであり自身が悪者のような存在であると感じている。手紙の件もあり、読者としてこころの気持ちを知っていれば伊田先生が悪いように見えてくるけれど、完全にこころの味方になれるかと言われればわからない。少し決めつけのようにも見えて、でもこころの気持ちや考えに全く寄り添えてない点を見ると間違っているようにも見えてくる。伊田先生を”知らない”から何も言えないけれど、一つわかるのは、伊田先生に対するこころが自分本位であるということと、それが悪いことでないということ。

人って本当に難しいなって思う。言葉が伝わらないって、現実に実際にあって、私の場合はまず言ってみて無理だとわかったらすぐ見切りつけて諦めちゃうけど、わかってほしい人にわかってもらえない時は本当に辛い。特にそれが自分自身の芯に関わることだったら尚更。だからこそ、こころの母親にすぐ本音を話せない気持ちをすごく身近に感じたし、怖いよなって思う。そしてお話の中で、こころの母親にはこころの言葉が通じたことに嬉しく思った。

 

男子二人の声を聞きたい、と耳が言う(上P.204)

 ↑:ここも過剰に反応してしまう場面。ただ自分の中学のジャージを着た男子生徒が通りかかっただけだけれど、自分に関して噂されるのではないかと心配してしまう。第三者目線でいえば、そしてこころもわかっているように、ありえない。だけれどそれでも怖いのは、過敏になっているからなんだと思った。何か知っているんじゃないか、そして見ものにしているのではないかと錯覚してしまう。(錯覚という言葉はこの場合にあまり合っているとは思えないけど、どんな単語が近いかわからない。)自分にも少し身に覚えのある感じがする。

 

伏線回収と結末前の自分の考察・予想

このセクションはちなみに…くらいなものなので、飛ばしてもらっても大丈夫です!笑

 

ポイントは多分、

  1. かがみの城の目的が何か。
  2. ”オオカミさま”の正体は何か。
  3. 何故、お互いが学校で出会えなかったのか。
  4. 鍵の場所、願いの部屋はどこか。

が主だと思う。

1 に関しては、最後までわからなかった。リオンが残って”オオカミさま”と話した場面でやっと知った。そこまでフォーカスされていなかった謎なので、あんまり気にしてなかったからかもしれない。だけどものすごい驚きがあったわけでもなく、そうか、そうだったのかくらいだった。

2 に関して、’…”オオカミさま”が、まさかそんな、普通の小さな女の子みたいなことを言うとは思わなかった。’(上P.396)とこころが思った時、大人っぽい”オオカミさま”に友達が欲しいとか何か表にできない隠している気持ちがあるんじゃないかと感じ取った。で、なんとなーく予想していたのがジーニータイプのストーリー。何か過去があって、城の番人をしながら、自分が解放されることを願ってくれるのを待っている的な。リオンの姉だと知った時、なるほど、と納得できたので、あまりハズレたことを残念には思わなかった。

3 に関しては、予想通りの展開。勘が働いたきっかけは、喜多嶋先生が紅茶をこころに渡した時、おや?ってなったこと。確証は何もなかったけど、もしかしたら映画「君の名は」的な時間軸のズレがあるんじゃないかって思い始めた。で、段々とヒントが出されていく内に確証に近づいた。早く答えが知りたい!と読書スピードが早まった気がする。ゲームのプロデューサーももしかしたら…って勘づいてたら、苗字出てきて、やった!って思った。

4 に関して、全く気づかなかった。時計に触れられていないことや、ヒントになる童話が七匹の子やぎだということにも。”オオカミさま”が子供たちを”赤ずきんちゃん”と呼んでいることに違和感はあったから、5時まで残って狼の中に入って鍵を見つけるとかなのかな〜くらいに思ってたけど、そもそも物語が違ったんだなって全然気づかなかった。バツ印の意味も何かヒントなんだろうけど、ピンと来なくて、結局結末までたどり着いてしまったという、ね。萌えちゃんが何かヒント持ってそうだなというのは匂わせさせられてたからそうなんだろうなとは思っていたけど、完全に自分からミスリードに持ってかれた。笑

 

 

最後に

文章的にはちゃんと読みやすかったし、読み進めやすい作品だと思う。

だけど、こころと中学生の自分の性格に少し似たようなところがあって、 何度も中学時代を思い出してしまったり、今は大分落ち着いてはいるものの、昔から持つ自分の嫌いな部分が写し出されているように感じたりして、最初の導入あたりから割と後半に差し掛かるまで読み進めるのに時間がかかった。

でももしその嫌いな部分が自分の大半を占めていた中学生の自分が読んだら、どんどん読み進めるかもしれない、味方がいると感じるかもしれないって思った。こころと状況自体は全く違うけれど、隣に寄り添ってくれる支えてくれるような時間を与えてくれていたかもな〜なんて。

逆に、人物描写よりも物語にフォーカスが当たっている時にはスムーズに読めた気がする。下巻P.182からのこころが助けに行く場面からはめちゃくちゃ一瞬だった。

 

 

 

 

 

中学の時に出会っていれば。

 

そう思う。

 

 

 

 

ゆずりんごの蜜

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P.S. そいえば、こどもの日か。大人になりきれてない子どもでもない私は何だろう。

SixTONESに嫉妬が止まらない。

本日5月1日はSixTONESの結成日。

 

SixTONESに対して今思っていることを、頭の整理をするためにも、書いていこうかな。

一番の気持ちは、おめでとう。

6年、SixTONESを信じ続けて、SixTONESとして進み続けることは簡単じゃないはず。だからこそここまで歩みを止めずに来たことに素晴らしいなって、そしてありがとうって思う。私が彼らに出会ってからは6年に及ばないし、新参者の部類に入る程度のファンであるから、私が言うのもおかしいのかもしれないけど、歩み続けて信じ続けてきてくれたからこそ、魅せられて応援したいって思えるグループに出会えたことが私自身純粋に嬉しい。

 

それともう一つ。

 

SixTONESに嫉妬しちゃうって話。

 

SixTONESはたくさんの人に愛されて、注目されて、そして将来もっともっと世界中の人に知れ渡っていくような、そんな夢をファンとして持てるくらい進んでる。

 

それぞれのジャニーズJr.としてのストーリーがあって、その上でSixTONESを信じてこの結果まで辿り着いて。

 

信じ続けることってこんなに凄いことなんだなって改めて思った。

先行き見えなかったり、不安なことや苦しいことなんて今までいくらでもあったはずで、組織の中にいるのだから(まして芸能界だから余計に)理不尽なことも多かっただろうなと予想はつくし、現実が厳しいことを6人は何よりも知ってそうな経験をしてきた中で、最後のチャンスだと思って奮起したとしても、今歩んでいる道が”正しい”道かどうか怖くなったり、拭いきれない不安に襲われたりすることは0ではなかったと思う。

だからここまでよく心が折れなかったなと。

信じ続けて、行動して。

自分の道を証明するかのように一個ずつチャンスをモノにしていって、ファンやスタッフさんを含むSixTONESを支える人達もSixTONESを信じて盛り上げて、ものすごいチームワークだなって感じる。

その輪がどんどん大きくなって。

その全ての段階を踏んで、デビュー。

デビューしてからも、歩み続けるどころかマグロの勢いで供給が止まらなかったり、でもそんな中でも、YouTubeの中のSixTONESは変わらないラフな雰囲気で。

アイドルでも、楽曲に特段のこだわりを詰めて。

でも、アイドルとして存在していて。

そして今の所在を見て、凄いなと思う。

これが信じ続けることの結果なのかを知った。

いや、結果があるから信じ続けた道に明かりが灯るのかと思った。

そうか、と。

だからSixTONESを見ていて、私も今信じている道を信じ続けたいと思えるようになった。

結果がいつどんなタイミングでどんな内容でやってくるかわからなくても、納得のいく結果が出てくるまで信じてみたいと、信じて行動してみたいと思えた。

そしてSixTONESはその第一段階を既に終え、今は新たなレベルアップしたステージで挑戦しているように見える。本当、嫉妬心が止まらない。

あぁ、私よりも先にいるなんて。悔しい、同じレベルに私も行きたい。

そんな感情。

それをアイドルに対して思っていることが正しい感情なのかはわからないけれども。

でもこの嫉妬心は私も頑張りたいって思わせてくれるモチベーションにもなる。

 

 

 

出会えて良かったと、心の底から思う。

 

ゆずりんごの蜜

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 SixTONES(ストーンズ) Official web site

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P.S. スペシャル月間楽しみ!

ドラマ『ナビレラーそれでも蝶は舞うー』は夢を夢で終わらせない勇気を与えてくれるパワーがある。(一部ネタバレを含む)

ナビレラがついに完結しました!!!

すっごい良かった。

ハラボジとチェロク。

そのバレエで繋がった新たな絆がとても羨ましかった。

ハラボジのおかげで

バレエに携わるキャラクターにも心情や関係の変化が訪れて、

素敵だったな。

 

(注意:以下、一部ネタバレ含みます)

 

 

 

 

フィクションだとはわかっているけれど、

やっぱりハラボジは素敵な人間性を持っているよね。

息子の野球の話が特に。

嫌味みたいなこと言う先生に対して息子を守るように抗議したり、励ましたりして間違った方向には行かせないようにしたし、自分だけでも大変なことがたくさんあったのにも関わらず、家族を守り続けてた。だからこそ、子供である3人の兄弟、そして義理の息子娘からも愛されているのかな。バレエを始めると言って、反対していてもその反対も父親が心配だからっていう愛のある理由。素敵な家族で羨ましい。

そしてヘナムも素敵な奥様であり母親だよね。貧しいながらもずっと大黒柱を支え続けてきた。そして、周りの人にバレエのこと少し変に言われても、気にしない、むしろめちゃくちゃバレエのこと応援しているってかっこいい。今の時代夫婦共働きでともに家庭を支えるという形が多くてそれもすっごく素敵なことだけど、へナムの姿を見ていると、奥様として母親として家庭の中から夫を支えて家族を支えながら、夫として父親として家庭・家族を学校や仕事等外から支えていくスタイルも悪くないなと思えた。そしてハラボジが退職するときに、「へナムがいたからここまで来れた」のような言葉を放ったのはもう流石としか言いようがない。二人でここまで頑張ってきたって思ってたとしてもなかなか気恥ずかしいところもあるはずなのに、ちゃんと言葉にするところが素晴らしい人だなって感じる。

そんなハラボジがずっと抱え続けていた夢、真剣な夢を現実で形にしていく姿に何度も心を打たれた。そしてその姿には周りを変えていく力があって、どんなに遅くてもどんなに無理だと思われても、意味のないことなどないと希望を少し抱けた。

このドラマを見ているとき、最近読んだ詩を思い返した。銀色夏生さんの詩集『すみわたる夜空のような』から「君へ」。勝手ながらに、凄くこの「ナビレラ」という作品にリンクしているように感じた。表紙も可愛くて全作品とても素敵なので、もし機会があれば読んでみてほしい。

 

チェロクはまずとにかくかっこいい。顔も性格も。

顔はもう言わずもがな、韓国タッチな漫画からそのまま出てきたかっこよさ、現実にこんなお顔立ちの整った人間が存在していいのか…。しかもその人が芸能人・俳優として活躍しているその奇跡がもう素晴らしい。ソン・ガンくん、ありがとう。

そしてチェロクの性格も、すっごくモテそう。

ウノが失敗したときに臨機応変に対応できてカバーするし、思ったことはハッキリと口にして相手に伝えるし、ウノが落ちてしまった時の慰め方がしっかりしてるし、ハラボジがちゃんと舞台に立てるが不安になっていても「自信がある」と信じてハッキリ口にするところ、全部かっこいい。

父親との関係に悩みながら、自分の将来に悩みながら、ハラボジに助けられて一歩一歩歩み続けているその姿も全部素敵だった。

 

ハラボジとチェロクの話がメインではあるけれど、ちゃんと全員にストーリーがあって12話の中に収まってたのすごい。妊活、仕事復帰、辞表、議員、就活、パートナー、医師の悩み、過去の罪など、ギュッといろんなことが詰まってた。

 

個人的な話をすると、ウノの心情が痛いほどわかる。自分がどこに向かっていけばいいかわからなくって、何にときめきを感じるのか、何が好きか、どうしていいのか見えなくなるときが多々ある。この年齢に多いのかな、そういった気持ち。だから、最後ラジオという場所がウノに見つかって本当によかった。嬉しかった。

 

ウノとチェロクの”なんかいい”距離感がすっごく好きだった。ハラボジに関してなことでしか基本的には会ってなかった感じもあるけど、そこから芽生えそうで芽生えない絶妙なラインが素敵。

 

 

最後に。

この作品を観れてよかった。本当に全てが美しかった。フィクションとして、綺麗な物語すぎて苦手な人もいるかもしれないけれど、私はとても観やすかったし、綺麗な物語だからこそ、安心して、前向きな気持ちにさせてくれた。本当にありがとうって言いたい。

またいつか、こういった作品に出会いたいなって思う。

 

ゆずりんごの蜜

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P.S. お気に入りは第8話。最後の場面、うるっときてしまった。

映画『朝が来る』は私にとって未知の世界であり、誰かの現実かもしれない。(一部ネタバレ含む)

Netflixで最近公開になった映画「朝が来る」

本当は劇場に観にいく予定だったけれど、

色々あっていつの間にか終わってしまっていた。

私の大好きな辻村さんの本が原作になっている本作。

原作は読んだことがないけれど、ずっと気になり続け、

ドラマも見過ごしたので、今回ようやく見られた感じ。

 

終わった後のこの気持ちを書きたい!とブログを開いてみたものの、

文にするのに慣れていなくて、どうしたらいいかわからないまま、

流れる気持ちそのままにこの文章を書いてるという事実を念頭に、

この拙い感想文を読んでくれると嬉しい。

まだ観ていない方に一言申し上げると、

「この作品が気になっているのなら、観て損はないと思う」

 

 

 

(注意:以下一部ネタバレ含みます)

 

 

 

 ”子供のために親を探す”

とても素敵なポリシーだなと思った。

たくさんの、子供を育てられない母親がいて、

たくさんの、子供を授かれないが母親になりたい人がいる。

双方にとって有益でかつ満たせられる条件。

だからこそ、心持ちや気持ちがとても大事で、

どの立場においても子供の存在を忘れてはならないし、

素晴らしくみえた。

 

どちらの母親にも様々な複雑な感情があって、

母親になったことのない自分には少し難しく感じたし、

予定外の妊娠をした母親たちの育った家庭環境や結婚した二人の家庭は、

私の中では想像でしかなくて、本当に未知の世界だった。

そんな私でも、この映画に入り込んで、セリフのあまりないじっと涙する少女の感情を読み取ろうと必死になれたし、二人の母親のふと溢すセリフや行動の真意をわかりたいって思えた。

100%わかるかって言われたらYESって言える自信はないし、そういう風な見方をしてもいいものなのかわからないけど、でも、それくらい、演技と構成に惹きつけられた。

  

ひかりの繋がりは子供ができてから、わからなくなっていく。

すごく好きな人には離れていかれて、親や家族は信用できなくなり、広島の幸せな生活を共にした他の妊婦さん達とはそこにいた期間だけ、家を出て頼ったベビーバトンの代表は病気になってしまい事業を終わらせるため一緒にはいられず、新聞社で一緒になって信用し始めた友人は突然消えた。

その一筋の光のような繋がりが朝斗だったのかな。なんて思う。

にしても突然かかってきた”私は母です”電話に丁寧に対応して、家にまで招き入れ、話を聞いて、穏便に解決しようとする栗原夫妻、強い。

 

この映画の映像美と俳優陣の演技力が素敵だった。

葉っぱ、波、ビルのある情景、島、などなど。

広島のベビーバトンの家でホームドキュメンタリー風に撮られていたり、セリフがスムーズすぎなかったりと、リアリティーが増していてとても好きだった。

全俳優陣の演技力も見入ってしまうほどに、よかった。

特に涙。

蒔田彩珠ちゃん初めて知ったけど、これからもっと演技見てみたい。

 

ゆずりんごの蜜

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映画『朝が来る』公式サイト | 2021年3月24日(水) Blu-ray&DVD発売!

映画『朝が来る』2021年3月24日(水) Blu-ray&DVD発売!

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P.S.

原作も読んでみたいな〜。んじゃ。


結成日まであと5日!森本慎太郎くんの気づかいには目を見張るものがある。

さあさて、昨日に引き続きメンバーの素晴らしい点を個人の解釈で紐解いていこう!ということで前置きをもう一度書いておくと、

あくまで私視点だから偏りあるし、自分が半人前ゆえ、いや違うでしょって思われるところがあるかもだけど、そこは大目に見て許してください!m(_ _)m

ということです、ゴメス。

 

森本慎太郎くんの魅力

 

行動における精神力!

まず言っておきたいのはやっぱり行動力かな。ラジオで本人が言うには、趣味とかでは形から入って買うらしく、やってみて合わなかったらやめてるイメージ。でも、まずとりあえず始めてみるってところがすごいんだよなぁ。三日坊主になったとしてもだよ。

たとえどんなに憧れていてやってみたいなぁと思っていても、じっくり調べて時間があれば〜っていいながら先延ばしにして、今回の自粛期間みたいに「マジ暇」ってなってからやっと始めるためのモノを買う気になるっていうのが私の中の”普通”だから、どれだけその行動力に憧れるか。「とりあえず買ってみてから」とかが私には一切ない。

本人にしてみれば、もしかしたら即実践が普通のことなのかもしれないけど、ほんとすごいこと。「飽きたら続けなくてもいいからとりあえずやる」っていう心構えが羨ましい。もしかしたら皮肉に聞こえてくるかもしれないけどそれは違って、慎太郎くんはこれからどんどん新しい道を切り拓いていくんだろうなって意味でそれがとっても楽しみ。

あと、自分がジタバタしてクヨクヨ悩んでいる時にいてくれたらどんなに助けになるだろうかって思う。

 

気づかいの王子!

見た目こそガシッとしているけど、かなり王子様な気がする。

まず人が気にしそうなことは言わないよね。もし例えばバラエティーとかのノリで人をdisる空気になっても(たとえ受ける人が面白さのためにその言葉が必要だとわかっている人だとしても)、言葉にするのを躊躇しそう。ひえおじに対してのノリとかがあっても礼儀が忘れられてない。それぐらいSixTONESメンバーの誰よりもいろんな方面に気をつけているような感じを受けるのが慎太郎くん。他のメンバーの発言に対しても自分自身が疑問に思ったら会話に突っ込んで意味を確認したり、他のメンバーが傷ついてないかなとか顔見て確認したり。

それに加えて、自分も正直に思ったこと話していくのが良い。「電話してほしかった」とか「全然返信くれないじゃん」とか、SixTONESの信頼関係あってこそだとは思うけど、彼のその正直に感情を出す素直さもある意味では気づかいの一種なのかな。言えないこともたくさんあるとは思うけど、なるだけ心を開けておくって凄いし、誰かに何かあった時、その誰かは心の開けている人を頼るんじゃないかなって。ここまで考えているのかはわからないし、留めて置けないだけかもしれないけど、それでも自然にできてしまうのなら、素晴らしさに変わりはない。

 

カッケーダンス!

パフォーマンスの点で言えば一番はダンスだよね、良いよね。ガシガシ決まってて、かっこいい。グループでいるとやっぱりどうしても注目が分散してしまうところがあるし、総合的な全体のバランスも必要になってきて、”森本慎太郎のダンス”そのものに注目が行きづらいのも事実。難しいところだね…。樹くんのラップみたいにソロダンス「無双」パートとか見てみたい!バク転はNavigatorでやってはいたけど、もっと欲しいって思っちゃう。あとソロ曲やるならJr.のダンスエリート従えて、三浦大知さんばりにダンスにこだわってほしい!中心にいるときの存在感に”ボス”性を感じるから(バカレアのイメージもある)、堂々と真ん中で踊っているのをみてみたい。もしくは、彼のキャラ的にFunnyでコミカルなダンスでも面白そうだな〜。とにかく音楽を楽しむためのダンスみたいな。とにかく、いろんなダンスをみたい!

 

最後に

樹くんとはまた違う男性っぽさがあって、本当に海が似合う。最近は色白男性の人気も伸びてるような気がするけど、慎太郎くんは日に焼けてる方がかっこいいと思ってるからそのままでいてほしいっていう個人的な願望。たくさんたくさんいろんなことをこれから吸収していきそうで、めちゃめちゃ楽しみだなぁ〜。ある程度年数経って、SixTONESが何かしらの変化する時、ものすごくキーマンになってそう。

 

明日に続く。

良い夢を。 

 

ゆずりんごの蜜

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P.S.

慎太郎くんの笑顔、めっちゃ好き。んじゃ。

結成日まであと6日!田中樹くんの臨機応変な場面対応力を見習いたい。


さて、結成日まであと6日。

まだまだ半人前なスト担ではあるけど、

結成日まで各メンバーの私視点での魅力を少しずつ書いていこうかな。

誰が見るねん、って話だけど、書きたいから書く(笑)

あくまで私視点だから偏りあるし、自分が半人前故、いや違うでしょって思われるところがあるかもだけど、そこは大目に見て許してください!m(_ _)m

 

田中樹くんの魅力

 

場の回しが的確!

個人的にまず思いつくのはラップの前に、場の回し。 

あんなに個性があっちこっちに向かって飛びまくっているSixTONESのおしゃべりをダラダラさせすぎず、的確なツッコミと回しで収まっているのはさすがだよね。一旦カオスになったり誰かが急な発言したりしても、それすらギュッと締めてまとまってるイメージがある。

それぞれのメンバーの良さを理解しながら状況に応じて振るのはどのメンバーよりも樹くんが一番上手で、観てる方も一番安心できるんじゃないかな。新鮮さや新しさで他のメンバーがやってても面白いから全然OKなんだけど、どこかで樹くんが裏回ししてたり助け舟渡してたりするところを見ると、この状況ではどういう風に場を持っていくのが良いのか(意識的か無意識的なのかはわからないけど)を理解しているのかなって思う。ラジオでも個々に対応して自分も引き出しつつメンバーの個性を奪わないまま面白くするって凄い。

私はYouTubeからその面白さでSixTONES沼に一歩近づいた人間だから、樹くんのその力量がなければもしかしたらハマるのがもっと遅かったかも。彼の理解力(いわゆるその場のノリの正解がわかること)がよく空気が止まる私からしたら本当に羨ましい。その能力、是非私にもお恵みを。

 

コメントが上手!

バラエティー番組でのコメント力も素晴らしいよね。前の場の回しから繋がるけど、その場の空気とか理解するのが上手。”ジャニーズだけどこれ言って大丈夫なの?”って思われそうなことでも、それが自分です!安心してください!とでも言うように話して、場の空気を変えてるいるような気がする。求められていることをちゃんと理解して自分をそっちに持っていっている印象で、自分発信で話し出すときも、あまり突飛せず悪目立ちしない感じがあるから視聴者として緊張せず観れる。

 

歌声がセクシー!

ラップの前に歌声かよ、なところだけど良さがたっぷり。セクシーにも色々なタイプがあるけど、溶けるというか誰か口説いてんの?ってなるくらい甘ったるい。その上”何かを諦めている”感のある歌い方(っていうのかな)がある気がする。あと語りかけている感じがあるんだよなぁ(語彙力無で伝わりそうになくて悲しい)。歌の声色が、陽陰でいうと陽2陰8くらいでネガティブな感情に寄り添ってくれそう。病んでる”陰”じゃなくて、感情がぶっ刺されてあーーーーってなってる時にスロービートな夜に聴く感じのR&Bで聴きたい歌声。ラップもしつつ、一回エグい位悲しい歌を歌ってみてほしいって言う願望がある。

 

最後に

最初の印象は”怖い”だった。どう考えても陽キャだけどそこが苦手なわけではなく、陽キャの中でも格別に女性慣れしてて且つ男性コミュニティーノリが強い雰囲気を物凄く持っているから。でも直接話すわけでもなければ生人間としての世界線が交わることはほぼ無いのでそれはもう既にどうでもよくなってて、仕事をこなす姿が素敵だなと印象は変化した。とにかく私はラップのソロもかっこよくていいんだけど、歌としてのまるまるソロも少し聴いてみたい気もする。ラップと歌の二刀流で頑張っていってほしい。

 

明日も書く!

 

ゆずりんごの蜜

 

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P.S.

ラップ、最高でっせ。んじゃ。